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ユニットバスは、壁や床、浴槽、シャワーなどの水洗金具が全部セットになった規格品で「システムバス」とも言います。
ユニットバスは以前より進化し、浴室の断熱性や保温性、機能、デザインなどがよくなっており、人気が高まっています。
ここではユニットバスのリフォーム費用、「在来工法」と「ユニットバス」の違いやメリット・デメリットを見ていきましょう。
ユニットバスは価格帯が広く、だいたいシンプルグレードで40万円から、ハイグレードで150万円ぐらいです。
見積費用の差は、ユニットバス本体の価格の差ということになります。
ユニットバスから新しいユニットバスにリフォームする工事の事例を見ていきましょう。
*ユニットバス本体の価格に工事費がプラスされます。
既存浴室の解体撤去費用が約4万円
ユニットバス組み立て施工費が約10万円
給排水管工事費用が約5万円
電気配線工事費用が約4万円
浴室ドア周辺の補修工事費用が5万円
浴室側クロス張替え費用が約3万円
産廃処分費用が約3万円
で、合計約34万円になります。
あくまでも目安ですが内訳はこのようになっています。
工事期間は5日から1週間かかります。
一方、在来工法からユニットバスにリフォームする場合は、上で述べた費用に浴室の土間の基礎工事がプラスされます。
費用は約4万円です。
また、在来工法浴室の解体費用の追加分約3万円がプラスされます。
計7万円のプラスで、上で計算した工事費用と併せると約41万円になります。
在来工法浴室の解体に少し時間がかかるため、工事期間は6日から8日ぐらいになります。
ユニットバスへの工事の総費用をまとめてみます。
商品価格が約40万円から120万円、工事費用が約34万円で、合計約74万円から154万円となります。
商品価格が約40万円から120万円、工事費用が約34万円で、在来工法の追加費用が約7万円プラスされ、合計で約81万円から161万円かかります。
注意点として在来工法のお風呂では、構造上必要な柱や梁を避けて特殊な形状でお風呂が作られていることがあるため、
通常の既製品のユニットバスでは入らず、オーダーのユニットバスを設置することになり、さらに費用と工事期間がかかります。
その点をどうクリアするか、ユニットバス施工業者の人とよく話し合う必要があります。
ユニットバスのリフォームを検討している方の中には、断熱性の高いユニットバスへのリフォームを検討されている人も多いです。
断熱性の高いユニットバスは、発泡ウレタンやFRPなど断熱性や保温性に優れた素材でユニットバスの床下や天井、壁などを覆うのが特徴です。
こうした素材を用いると外気の寒さから浴室を守ることになり、温かい浴室を作り出すことができます。
また、断熱性に優れている素材はコンクリートやタイルなどとは異なり柔らかい肌触りをしていることが多いので、転倒したときの痛みを和らげるという効果もあります。
そのため浴室のバリアフリーを検討している方にもおすすめです。
断熱性の高いユニットバスを導入するメリットはいくつかあり、その1つが「ヒートショックを防ぐ」ということです。
ヒートショックとは温かい部屋から寒い部屋に移動したときに起きる生理現象の一つで、急激に血圧が上昇します。
急な血圧の上昇は心臓や脳に負担をかけてしまうことがあり、心臓や脳に問題がある方はそれが原因で心筋梗塞や脳卒中が発生するもあるので注意が必要です。
断熱性の高いユニットバスを導入すると、浴室とその周りの部屋との温度差が少なくなるので浴室での事故を防ぐことができます。
2つ目のメリットは「カビの発生を抑える」ということです。
冬など寒い日に風呂を沸かすと結露が大量に発生して壁や天井に張り付き、そのまま放置するとカビが発生する恐れがあります。
断熱性の高いユニットバスは耐熱だけでなく、防水性にも優れており、カビが発生しにくい浴室を作ることができます。
断熱性の高いユニットバスを導入するにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
浴室全体を耐熱性の高いユニットバスへとリフォームする場合、浴室の広さによっても変動しますが、一般的には90万円から120万円ほどかかります。
通常のリフォームの費用は60万円から100万円ぐらいであることを踏まえると、耐熱性の高いユニットバスへのリフォームは、通常のリフォームよりも高くなってしまいます。
ですが、断熱性や防水性に優れた素材で浴室を覆うことから浴室が長持ちするため、再度リフォームすることなどを踏まえると一概に高いとは言い切れません。
それでも費用が気になるという方は浴室の一部だけをリフォームすることもできます。
浴室全体は高いけれど天井や窓など熱が逃げやすい箇所だけを断熱素材にすれば、費用を抑えることができます。
お風呂には、「在来工法」とパーツを組み合わせてつくる「ユニットバス」でつくるものがあります。
お風呂のリフォームを考える際「在来工法」か「ユニットバス」のどちらの工法を選ぶか検討することになります。
それぞれの工法のメリット・デメリットについてご紹介します。
在来工法とは日本古来の建築方法の一つで、木造軸組工法とも呼ばれています。
基礎の上に土台を作り、その上に柱を立てて水平材の梁を回した上で筋交いで補強をして造り上げていきます。
このような方法から柱・筋交い・梁の3つの線による構造になるところが特徴で、一般的な建築方法よりも柱や梁を設ける位置や場所に制限がほとんどありません。
そのため比較的間取りを自由に設定できるところや高温多湿な日本の風土に適した建築方法として利用されているのです。
そしてお風呂のリフォームで在来工法を行った場合はタイル浴室で仕上げられることが多く、それぞれの家庭の浴室や空間に合わせた浴室リフォームに対応できるところが人気を集めています。
在来工法によるお風呂リフォームのメリットは、空間や形状に関係なく自分の理想とする浴室にリフォームすることができる点です。
在来工法の最大の特徴である間取りを自由に設定できる点を最大限に取り入れてリフォームをすることができるのはもちろん、床・壁・天井から窓の大きさまで自由にこだわることができるのは在来工法ならではの魅力とされています。
タイル浴室にする場合はタイルの素材を選べるだけではなく、様々な部分で素材にこだわることができるところもメリットです。
またレイアウトを自由にすることができるだけではなく細かな部分も自分の理想通りにできるため、予算に合わせて個性的かつ機能的な部材を使用できるところもメリットとして挙げられているのです。
このためユニットバスやシステムバスのように規格的な浴室ではなく、もっと自分に合わせた部材を使いたいという人におすすめの建築方法となっています。
在来工法で代表的なデメリットとして挙げられているのは予算の面で、部材を一から作成することから職人の作業が増えやすいためどうしても手間賃がかかりやすくなっています。
また部材を最初から作るということはその点でも費用がかかるため、予算によっては自分の希望通りにいかないことも想定しておかなければいけないのです。
そしてもう一つのデメリットは、リフォームにかかる工期の長さです。
ユニットバスやシステムバスの場合はある程度規格が決まっているのでリフォームも安易に行いやすく、そこまで工期はかかりません。
ただ在来工法だと作業に時間がかかるため、その間の入浴をどのようにするのかが問題となりやすくなります。
また工期が長くなればその分費用がさらに掛かってくるので、その点にも注意が必要です。
ユニットバスは現在の住宅で最も広く普及している浴室の構造の一種です。
浴槽をはじめ、室内を形成する壁や天井に該当する建材を事前に製造しておき、住宅などの現場で組み立てて完成させるのが大きな特徴です。
漆喰やタイルなどで作られている一般的な浴室と比べると気密性が高いことから、室温や浴槽内のお湯の水温が下がりにくい特徴があります。
また、ユニットバスの建材の材料である樹脂は軽量で水を吸わない性質があるので扱いやすく、組み立て作業も容易なことから住宅以外にも様々な場所に置くことが出来るのが大きなメリットです。
特に作業が容易に出来るメリットは作業時間の短縮に繋がることから、住宅の建設やリフォームの際に浴室の作りを熟考することが可能になっています。
ユニットバスは水に濡れると乾燥するまで時間がかかるデメリットもあります。
浴室内を水洗いしたさいは一般的な浴室と比べると濡れた部分が乾くまで長い時間がかかってしまうことから、転倒事故に見舞われる危険があります。
また、ユニットバスは防水性が高い建材を組み合わせた構造になっていますが、経年劣化によって亀裂や凹みなどの不具合が生じることがあるので注意が必要です。
ユニットバスに損傷が生じると防水性や気密性が損なわれるので早急な修理が不可欠ですが、素人作業では水漏れなどの不具合が起こる可能性が高いので専門業者に依頼する必要があります。
在来工法とユニットバスは、一概にどちらが良いとは言い切れないものです。
便利で快適なお風呂にするため、ご自身の希望や住まいの状況に合わせて検討してみて、迷ったら信頼できるリフォーム業者に相談してみましょう。